クニちゃん
最近はやりの「クラフトジン」って、普通のジンとどう違うの?


酒仙人
確かに、クラフトジンという言葉を最近よく聞くのぉ〜。はっきりした規定はないんじゃが、クラフトジンは、「少量生産で強いこだわりを持って造られたジン」のことじゃ。小さなメーカーの銘柄が多いのが特徴じゃよ。また、クラフトジンは原料のボタニカル(ハーブ、スパイス、果皮などの草根木皮)にこだわり、ユニークなものやオーガニックのものを使っておる。

そもそもジンは、カクテルのベースというイメージじゃな。ジンは原料の穀物を発酵・蒸留後に、ボタニカルの香味成分を加えて再蒸留した蒸留酒なのじゃ。ジュニパーベリーの使用が義務付けられておるが、コリアンダー、レモンやオレンジの皮などもよく使われるぞよ。

ジンは、もともとオランダの医学部教授が、植民地での熱病の特効薬として開発したのじゃ。患者は最初、薬として服用しておったが、だんだん酒として楽しむようになり、ジュニパーベリーの爽やかな香りが人々に喜ばれて、人気が出たのじゃ。今は、オランダ、イギリス、ドイツの3か国でたくさん作られておる。。

今流行しているクラフトジンは、2009年創業のイギリスのシップスミス社が「SIPSMITH London Dry Gin」を販売したところ、高品質で新しいジンと評価されて、欧州で大ヒットしたのがきっかけじゃ。それからイギリスで「クラフトジン」を生産するメーカーが続々と登場して、今では20以上存在するんじゃと。

日本でも、2016年に岡山の「宮下酒造」が国内初の樫樽貯蔵「クラフトジン岡山」を発売。続いて「京都蒸留所」が「季の美 京都ドライジン」、7月にはサントリーが「ROKU(ロク)」を発売し、クラフトジンブームとなったのじゃ。

ジンは昔から愛されている、香りが特徴の蒸留酒じゃ。大手で生産されるジンももちろんじゃが、クラフトジンもぜひ試してみるとよかろう。日本で造られるジャパニーズクラフトジンの中には、日本独自のお茶や山椒などを使ったのもあって、国内外で非常に注目されておるぞよ。

ジンはストレートもロックも、またストレートもおいしく飲めて、楽しみ方はいろいろじゃ。皆の衆も、自分好みのジンを探して楽しんではいかがかの?

■参考 『スピリッツの基』(発行/NPO法人FBO)
リカーページhttp://otakei.otakuma.net/archives/2018090502.html


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