クニちゃん
(クニちゃん)最近スパークリングワインがお気に入りなんです。どんな造り方があるのかな?


酒仙人
スパークリングワインのシュワシュワとした炭酸は、気持ちが明るぅなって、春にピッタリじゃのぉ。造る方法はいろいろあるし、製法や生産地によっても、その名称が異なるんじゃ。

アルコール発酵で炭酸が発生する仕組みは、以前スパークリング日本酒の話をしたとき(Vol.42)にも言うた製法を利用したものから、炭酸ガスを注入したものまで、いろいろと教えてしんぜよう。

●トラディショナル方式
ワインを瓶に詰め、糖分と酵母を加えて仮栓で密封し、瓶内で二次発酵を起こさせて炭酸ガスを閉じ込める方法。泡がきめ細かく、高品質なものが多い。また、人件費がかかる。
▷代表的なワイン:シャンパーニュ(仏)、フラシェンゲールング(独)、カヴァ(西)など

●シャルマ方式
気圧耐性のあるスティールタンクで、二次発酵をさせる方法。容量の大きいスティールタンクで行うため、品質の均一化、大量生産、省力化が可能。泡は粗めで、低価格での提供が可能。
▷代表的なワイン:アスティ・スプマンテ(伊)など

●トランスファー方式
瓶内で二次発酵させ、発泡したワインをタンクに集め澱引きをする方法。泡はシャルマ方式よりきめ細かくなる。
▷代表的なワイン:一部のゼクト(独)など

●ローカル方式
アルコール発酵の終了前に瓶詰し、瓶内の炭酸ガスを閉じ込めておく方法。品質にムラができやすく、泡は粗い。アルコール6~8%と低め。主に南フランスで用いられる方法。

●炭酸ガス注入方式
スティルワインを造り、瓶詰して炭酸ガスを注入するか、密閉タンク内で注入する方法。上記の方式の中で泡は最も粗く、低価格で提供可能。

このように、スパークリングワインといっても、造り方によって、特徴、味わいは多種多様じゃ。どれが良いなどといったこともないから、いろんなスパークリングワインをお楽しみあれ。

【出典】『ワインの基』『新訂 日本酒の基』
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