日本酒の歴史・伝統を楽しむ -日本酒 楽しむ-


2千年以上の歴史と伝統をもつ日本酒。日本酒の今昔、培われた伝統を楽しみましょう。

白貴(しろき)と黒貴(くろき)とは

その昔、その年の収穫を神様に感謝する祭りに供されたものです。(貴とは酒の古名)祭りは平安初期に宮中の年中儀式や制度を詳しく記録した「延喜式」の中に新嘗祭(しんじょうさい・現在の呼び名は「にいなめさい」)と記されており、この白貴とそれに灰を入れた黒貴を神に供し祝ったとされています。 白貴はまず、米、米麹、水で仕込み、10日間発酵させたものを搾った白濁の酒に蒸し米と米麹を都合4回加えるしおり方式で仕込みます。そしてこれに久佐木の根を蒸し焼きにして作った黒い灰を加えたものが黒貴となります。この酒は麹や米に対して水の使用量が極端に低いので、酒質は驚くほど濃醇で甘口です。灰の効果は酒中の余分な酸を中和し...
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どぶろくとは何か

最近は「どぶろく」という言葉自体があまり使われなくなっていますが、どぶろくとは、古くからある濁り酒の異称です。民間での密造酒を指す場合も少なくありませんでした。その語源は定かではありませんが、もともと「濁り酒」は中国からきた言葉で「濁酒」と書きます。この濁酒と同じ意味の言葉は「濁醪」であり、「だくろう」(古くは「だくらう」と表記)と読み、文字どおりもろみ(醪)を漉し取らない濁った酒という意味です。 また、どぶろくの他の異称としては、「どぶ」、「もろみ酒」、「白馬」などがあります。なお、ひどく酒を飲んで酔い潰れた者のことも「溷六」と書いて「どぶろく」といいましたが、溷の字にも「濁った」という意味...
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慶事に日本酒はつきもの

成人式に初めて飲む日本酒。結婚式の三三九度。大切なマイホームを建てるときには、建て前の儀式に必ず日本酒がまつられ、一同で飲み交わします。このように、人生の慶事に日本酒はなくてはならないものですが、それもそのはず、もともとお酒は御神酒というように、神にまつられたもので、やがて祭りのような儀式で人々に飲まれるようになったのです。 祭りというハレの場で日常の労働や束縛から開放され日本酒を飲むことで、特別の日を祝うとともに、また新たな明日への活力を生み出すようになっていったのです。そもそも、この祭りが酒宴のルーツ。今のように簡単にお酒が飲めなかった時代に、人々は年に一、二回のお酒の場を楽しんだのです。...
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