【特別企画】酒神が祀られる神社 -日本酒 楽しむ-


ローマ神話のバッカス神に代表されるように、古来より酒と神は深く関わってきました。日本でも「日本書記 神代巻」の中で、その年に収穫された新穀で造った御飯(みけ)と御酒(みき)を神前に供後(くご)した後、神と共食共飲する祭りを開催したと記されており、この風習は後の宮中行事へと制度化され、現在まで受け継がれています。この神と人が共食することを直会(なおらい)と呼びますが、元々飲酒とは、神の持つ霊力を体内に取り込むことと、神の前で大切な御飯や御酒を分かち合うことで、争いのない人間関係を築くことが目的だったのです。

このような日本の伝統文化を知り、後世に伝えていくことを目的に、日本の「酒神」レポート(仮)では、全国各地に祀られる「酒神」の紹介と、その地域の飲酒文化を紹介していきます。

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第1回目 出雲佐香神社(島根県出雲市)の久斯之神(くすのかみ) 2014年4月

第1回目 出雲佐香神社の久斯之神(くすのかみ)

【配祀神】久斯之神(くすのかみ)・大山咋命(おおやまぐいのみこと)  【主祭神】天津彦彦火瓊瓊杵尊(ほににぎのみこと)、木花咲耶姫之命(このはなさくやひめのみこと)、百八十神等 【所在地】島根県出雲市小境市108 (TEL:0853-67-0007)※一畑電車一畑口駅下車 徒歩10分 久斯之神(くすのかみ)が祀られる神殿  日本酒発祥の地「出雲」 出雲は日本酒発祥の地とされています。この地における酒造りは「古事記 神代の巻」に登場する八岐大蛇(やまたのおろち)の話にまで遡ります。素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこの大蛇を退治する際に飲ませた酒は「八塩折の酒」と呼ばれ、荒ぶる邪神も酔わせるほどの強...
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