日本酒の美味しい飲み方 -日本酒 知る・学ぶ-


酒類と酒器の関係

日本酒は器の容量、形状の違いによって、これが同一の酒かと驚くほど、その香味を変化させます。また酒器によって、演出効果が高まり日本酒の価値を数倍に高める提供、サービスが可能になります。
1.空気との接触
酒器は表面積が広いほど、香気が広がりやすく酸化速度も速くなります。空気に触れる面が大きいほど揮発性が高くなりますが、逆に香りが飛んでしまうというリスクもあります。 
2.色調から材質を選ぶ
美しい色調が特徴的ならば、透明なグラスやカットの入ったグラスで、その色調を強調するとよいでしょう。
3.香りから形状を選ぶ
香気が高い日本酒なら、香りが十分に楽しめる形状の酒器を選ばなければなりません。
4.温度帯から大きさを選ぶ
低い温度帯で飲用すべきなら、器にも温度が上がらない工夫をするべきです。グラスを冷やしたり、冷たい温度をキープできる材質を使用したり、飲みきり用の小振りの酒器を選んだりすればよいでしょう。

複数の日本酒を提供する場合のポイント

複数の日本酒を提供する場合は、その順序も的確に行わなければなりません。生理学的にみても、美味しく感じる順番がありますので、以下の原則を参照し、お客様のペースに合わせて適切な順番でサービスして下さい。

◇香りのシンプルなもの→複雑なもの
◇味の淡麗なもの→濃醇なもの
◇冷たくして味わうもの→常温で味わうもの
◇新鮮な味わい→より熟したタイプ
◇辛口のもの→旨味の強いタイプ
◇酸味の勝るもの→甘味の勝るもの

様々な酒器による演出

冷酒器・丸地路利
中央に氷を入れて使用するので、いつまでも冷たい日本酒が楽しめます。
鳩徳利
囲炉裏の砂地に先端を差し込んで、余熱の遠赤外線効果でお燗をつけるための酒器。
可杯(べくはい)
高知県で酒宴の席で用いられる酒器。サイコロの出た目の酒器を使用して酒を飲みます。
岩魚徳利
岩魚の形をした徳利。岩魚の骨酒を入れてサービスしたりします。
イカ徳利
スルメでできた徳利。熱燗を注ぎ、ふやけてきたら肴として食べます。
卓上酒燗器
銅製の卓上酒燗器。中に水を張り、炭火の余熱で燗をつけます。
竹製の徳利と猪口
青竹を使った徳利と猪口。海外で人気を呼んでいます。
南部鉄器「平燗瓶」
昔の風情が感じられる鉄器。内側はホーロ加工が施してあり、保温力バツグン。

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