焼酎の歴史・伝統を楽しむ -焼酎 楽しむ-


焼酎の今昔、培われた伝統を楽しみましょう。

当時の沖縄庶民は芋焼酎を飲んでいた?

宮廷酒であった泡盛だけに庶民の口に入るものではありませんでした。一般の人々や離島の人々はもっぱら米の口嚙み酒(波照間島では昭和12 年ごろまで造られていたといわれています)や、雑穀酒を造り飲んでいました。1605 年、琉球にサツマイモが到来した後は芋焼酎も造られ飲まれていたのです。 1899(明治32)年には自家製酒が禁止され、民間穀物酒の伝統は潰えてしまい、現在のように泡盛だけを製造するメーカーだけが残りました。ちなみに民間で造られていた芋焼酎には中国系の餅麹が使用されていたという記録も残っています。
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焼酎という言葉が初めて使われた時

1954(昭和29)年に鹿児島県大口市(現伊佐市)の郡山八幡神社から焼酎と書かれた落書きが発見され、調査の結果1559(永禄2)年に書かれたものだと分かりました。これが現存する最も古い焼酎の文字といわれています。 永禄二歳八月十一日 作次郎 靏田助太郎 其時座主ハ大キナこすてをちやりて一度も焼酎ヲ不被下候何共めいわくな事哉 〈訳〉 神社の神主がケチで一度も焼酎を飲ませてくれなかった。 作次郎 靏田助太郎
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琉球王族が記した最高級の古酒(クース)条件

明治初期、最後の琉球王族で優れた才能の持ち主であったといわれる尚順男爵の遺稿によると、泡盛の古酒を造るには、まず良い容器(南蛮甕)を求め次に、良い新酒を集めて次第に増やすことが仕次ぎの基本であると述べています。この古酒は良い香気を持ち、前述の尚順男爵によると優れた古酒では下記の三種の大きな香りが特徴であると述べています。 第一は 白梅香(ビンつけ油のにおいですが甘い上品な香り) 第二は 豆腐ナビーかざ(熟した頬付のにおい) 第三は ウーヒージャーかざ(雄ヤギのにおい(体臭)) このような香気の特徴が、個性的な泡盛古酒のキャラクターを生み出していると共に、同様の風味を持つ沖縄の伝統的郷土食と、好...
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